生物
ファナには姿かたち、言語、文化、居住地に至るまで非常に多種多様な種族が生活している。
同じ種族でも地域により歴史や価値観は異なることが多い。
彼らは自然と共生し、時には抗い、切り開きながら発展を続けてきた。
そんな生命のサイクルの外から突然現れたのが『星害』、未知の侵略者である。

原住動物
げんじゅうどうぶつ
この星に生息する生物の総称。
文明類のほかに犬、猫、馬、豚、鶏などの一般的な家畜および農作物、
家畜以外の獣、虫、魚、植物などの野生生物、そして怪物(モンスター)と呼ばれる危険度の高い生物まで
多種多様な生物が生態系を築いてきた。
現在は殆どの生物が星害により生息地を脅かされている。
文明類
ぶんめいるい
作成可能『人物キャラクター』
地球でいう『人間』に分類される生物。
言語、道具を作成、扱うことができ、
大規模な社会的集団を形成して生活する。
また、他の集団と協調や交渉、
取引などの高度なコミュニケーションが可能な種族の総称。
得手不得手はあるものの、大多数の者は魔術を扱うことができる。
混血の文明類
同種族間での出生率が最も高くはあるが、
両親の種族が異なる者も存在する。
多種族との交配はいくつかリスクがある。
まず、卵生の種族と胎生の種族では極めて子供を授かりにくい 。
また、あまりに体格が離れている場合も出産は困難である。
これらのことから、異種族間での交配は基本的に母体への負担が大きく、同種族間よりも出生率が低いためあまり多くはない。
作成例:
人間、人魚、エルフ、小人、巨人、ドワーフ、獣人、植物人…
など、自由に種族を作成可能
本能類
ほんのうるい
作成可能『動植物やモンスター』
地球でいう『家畜、野生の動植物』または
『幻想動物』に分類される生物。
単独、または群れを形成して生活する。
一定の社会性を持つこともあるが、
他の集団との高度なコミュニケーションは取れない。
作成例:ドラゴン、マンドラゴラ、グリフォン、水色の牛…
など、自由に作成可能

星害
せいがい
彼方より飛来した真っ白、もしくは真っ黒な未知の敵。
外観と能力により大別されるが姿形は様々である。
1個体につき必ず1つ以上の核を持つ。
この核は能力により色が異なる。
星害
せいがい
作成可能『星害』
地球でいう『敵対的なエイリアン』のこと。
大小、形状、能力がさまざまであり、ファナの生物はもちろんのこと星害同士でさえ一切のコミュニケーションをとらない。
ゆえに星害が連携を取った攻撃を行うことはないが、調教も交渉も使役もできない破壊と暴食のみを行うこれらは十分な脅威である。
ファナの原住動物をいびつに真似た形状をしていることが多い。
一定の生物を取り込むと分裂して増殖し、体の半分程度を損失するか核を全て破壊されると活動を停止する。
体は砂になるが核は残り、これらは純度の高い幻結晶と同等のエネルギーとして使用可能。
核の色により4種類に大別される。
第一類:核は赤。体が硬く攻撃力が高い。
外見が動物を模していることが多い。
第二類:核は青。体の強度は一般的な動物程度だが、
物理的な遠距離攻撃を仕掛けてくる。
第三類:核は黄。体の強度は一般的な動物程度だが、
特殊な皮膚により物理攻撃が効きにくい。
第四類:核は緑。体組織が繊維質であることが多い。
一定範囲内の魔法を無効化する。
ただし、星害の遺骸が拡散した土地では、
集積した遺骸が周囲の生命力を吸って再生するため、大量の星害が出現するようになる。
→星害汚染領域(せいがいおせんりょういき)
また、砂になった遺骸を生物が多く吸い込んだ場合、体内で星害が再生して死に至る。
■星害汚染領域(せいがいおせんりょういき)
星害の砂は焼いたり燃やしたりすると復活を阻止できる。砂の処理を怠った場合に土地は汚染され、星害汚染領域となる。
星害は 死んだ瞬間に砂になってしまうので、星害討伐を行う際は以下の手順をとることが多い。
①戦うエリアに結界を張る(砂の拡散阻止)
②結界の外から遠距離攻撃で倒す(砂を吸い込まないようにするため)
③討伐終了後、結界の中を1日程度焼き続ける(復活の完全な阻止。超高温であれば焼く時間を短縮可能)
ただし、星害の種類や特性によっては遠距離攻撃では歯が立たないことや、結界を破って出てこようとする場合もある。
その時は、マスクの装着や特殊な魔法によって砂を吸い込まないようにした近距離攻撃職が結界の中に入って戦う。
しかし、どんなに対策をしても近距離で戦うと星破症候群となるリスクはかなり高まる。
■星破症候群(せいはしょうこうぐん、ステラシンドローム)
星害の遺骸を吸いこむことにより発病する。
少量であれば、生物は遺骸を魔力→自身の生命力の順に変換し、無害化して吸収出来るが、大量に吸い込んだ場合は発病する。
魔力が多い=生命力が多い者ほど早く進行する傾向がある。これは星害が宿主から吸収して再生に使える生命力が多くなるためである。
初期症状:星害の遺骸が宿主の生命力を吸収し始めることで倦怠感や免疫能力の低下、
魔術を使用した際に効果が弱くなるなどの症状が出る
感染中期:初期症状がより強くなる。体の一部が白化、黒化する。急速に症状が進行する
感染末期:昏睡状態となる。全身が白化、黒化する。昏睡から数日で宿主の肉体は砂となり、砂から星害が再生する。
■治療法:体の一部に幻結晶を埋め込み、星害を吸着させた後に該当部位ごと切除する
(例:右手の手の甲に幻結晶を埋め込み、星害が集まったら右腕の肘から先を切除する)
ただし、ある程度グレードの高い幻結晶でなければ効果が薄いため、治療費が高額となる。
この治療を行っても、感染中期以降となると確実に完治出来るわけではない
星破症候群は宿主の体内で星害の遺骸と宿主の生命力が結びついている状態であるため、
「邪悪なるもの(異物)を滅する」魔法である聖術が発動しない。 そのため、現状ではこれが唯一の治療法である。